水晶

洞戸には水晶があるのですか？
洞戸は鉱物の宝庫だと聞いたことがありますが・・

googleでこんなサイトを見つけました。
http://www.asahi-net.or.jp/~dj9k-smz/j_min/gifu/horado/horado.html

引用：もう40年も前の話ですが、栗原の北側の山の飛瀬側斜面上部に、ちょっとした岩壁があって、そこに水晶がありました。岩の割れ目に水晶が見えましたし、岩壁の下の土を掘り返すと水晶の欠片を拾うことも出来ました。その昔、誰かが岩を砕いて掘り出していたのかもしれません。ただし、Googleサイトの鉱山とは違うと思いますが。

rouyoshiさん、こんにちは。
旧洞戸サイトから引き続きお世話になります。
引用：初めて聞きました。４０年前ですか。今でもその岩壁は残っていると思いますので、調べてみます。
実は洞戸は珍しい鉱石の宝庫で知る人ぞ知る地域なんだそうです。
ふるさと塾の塾生にも非常に詳しい仲間がいまして、彼に水晶についても色々と聞きたいと思っています。
また、情報があったら是非お寄せください。

学生の時に美濃近辺の地質調査を行ったことがあるのですが、やはり水晶ができやすい土地柄みたいです。板取の蕪山（２１世紀の森）でもよ?く探すと水晶の赤ちゃん(?)がありますよ。ちなみに調査した時に小倉山で15cm四方くらいの水晶を発見しました。取り上げられちゃいましたが

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青い車は要注意

　洞戸が鉱物の産地であることはその筋では大変有名のようです。でもあまりおおっぴらになると荒らされてしまう可能性があるから、皆さんそのことを明らかにしてらっしゃらないのだと思います。
　私も昨年はじめて洞戸で水晶や石榴（ざくろ）石＝ガーネットがとれることを知りました。洞戸中の１年生が鉱物に詳しい方（ＮＰＯのメンバーです）の案内で洞戸の鉱物探検に行ったからです。うちの娘はたいしたものを拾ってこなかったのですが、娘の同級生のＲちゃんが拾った石榴石をみたときには言葉が出ないくらい驚きました。ほんとにすごかったです。Ｒちゃんはそれに気をよくして、今年の夏休みの一研究で洞戸の鉱物について研究したそうです。そして、みごと関市のコンクールで優秀賞をもらったそうです。こうやって中学生が洞戸のすばらしさを知っていけるのって、すてきなことですよね。
　

はじめまして、パソコンが変わりました。やっとこさ参加できます。詳しくは後日よろしく。

地元の岩石愛好家です。はじめに水晶について。先の投稿にもありましが、栗原山東山頂付近には水晶の小さな群床があります。堆積岩で
チャートの脈に沿って５メートルほど見られます。チャート岩盤なので簡単に剥離できます。水晶はいろんなところに結晶を起こしますので村内各地で発見されます。小粒の水晶は、高見地区の杢助鉱山、マンガンを産出する菅谷地区九頭師鉱山などで産出します。大粒の水晶は高賀地区高賀山で発見できます。高賀山は、花崗岩が隆起してできた山でその花崗岩内で水晶が結晶したようです。菅谷地区はチャートと粘板岩でできた山ですが、チャート内で変成したマンガンに水晶が結晶を起こしたようです。高見地区は石灰岩地帯で、マグマ活動によって変成が起こるときに他の鉱物とともに結晶を起こしたようです。それぞれに結晶を起こす要因は違いますが同じ6角柱になるので不思議なところもあります。洞戸にはこのほかにも数多くの鉱物、堆積岩、火成岩、変成岩、化石などがあります。私でわかることでしたら質問にお答えしたいと思いますので皆さんからの質問を心よりお待ちしております。

なるほど、栗原山の水晶の件分りました。やはり40年以上前の子供の頃のことですが、水晶を拾いに行くといって柿野の東洞（西洞かも？）に何度か行ったことがあります。結局いつも透き通った6角形の水晶は見つからなかったのですが、白い平行四辺形型の石（たぶん方解石？）がたくさんありました。柿野にも水晶が取れるところがあるのでしょうか。

柿野の白い平行四辺形の石は方解石です。あまり規則正しく四角柱にならず、透明感がほとんどありません。東洞、西洞とも石灰岩の山です。しかし、東洞ではマグマの熱変成が見られ、灰鉄輝石（花火石）が産出します。また、銅の鉱山もあります。高見地区とは山続きですが、変成の仕方が少し違いますので水晶が産出しないのだろうと考えられます。