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feed 円空最後の作 「歓喜天像」 (2007-10-20 18:56:51)

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「歓喜天像」


 円空が64歳で入定を決意した証に彫ったとされている像が、この歓喜天像です。  

 「歓喜天」はもともとインドの神様、男女の喜びを現したもので、2頭の象が抱き合う形で彫ってあります。
ちっと見ただけでは、何が彫ってあるのか解りにくいのですが、像高17センチほどの小さな像に彫りこんだ円空の思いとはどんなものなのでしょう。

 円空は晩年、ここ高賀で2mを超える像をいくつも手がけ、像顕意欲が頂点に達したかのような作品を残しています。そして、最後と言われるこの「歓喜天像」を彫り上げ、台座には「釜且 入定也」と彫り込みました。

''' 「釜且 入定也」 '''の''' 「釜」 '''は中国の数量の単位、六斗四升を意味し、'''「且」 '''はまさに、ここに、かりそめ等と解されます。

元禄五(1692)年高賀で死を予覚した円空が三年後の64才で入定することを決意して、歓喜天の台座に''' 「大地にかりそめの入定也」 '''と刻書したものと考えられます。

元禄五年、造顕活動を止めて三年間「千日行」を高賀で行った円空は、関市池尻弥勒寺で即身仏になるため入定したと言われています。

 円空記念館へ訪れるお客さんの中で、この歓喜天像の前で立ち止まって「動けなくなるほど、何かエネルギーを感じる」とか、「体が熱くなってくる」、など、何か他の像とは違うものを感じる方がたまにいて、とにかく不思議な像なんです。


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