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ちょっと前に、高賀神社の宮司さんからの依頼で、京都造形芸術大学(通信教育部)の学生さんたち20名が、課外研修に高賀神社へ来るので、高賀の歴史や円空仏について、講師として話をしてほしいとのことでした。
▲高賀神社 〔本殿(右)、若宮八幡社〕
高賀神社の歴史や、高賀山信仰について、以前から興味があったし、前にも神社の歴史については、講演会を開いていただき、そこでお話をしたこともありました。
宮司さんとは、同級生ということもあり、気がるに声をかけてくださって、私も簡単に返事をしてしまったのですが、当日になって、大学の先生も同席しておられる中、ちょっと緊張ぎみでの説明となりました。
▲神像
高賀神社の宝物殿には、全国で、ここだけと言えるほど貴重な、平安後期の男女の神像15躯がまとまって現存していることや、岐阜県で記銘のある木造仏では一番古いとされる、天治元年(1124年)の木造菩薩像、像高150センチほどの退蔵界大日如来坐像の説明をし、隣の円空記念館に移動しました。
生徒さんたちは、円空仏の造形にたいへん興味があったようで、特に、2メートルを超える十一面観音立像、微笑む顔が最高傑作と言われる虚空蔵菩薩立像、円空聖人最後の作と伝えられる歓喜天像などに関心が集まっていたようでした。
▲虚空蔵菩薩立像
▲歓喜天像
でも、さすがに、大学の研修として参加されている方がただけあって、私の話に興味をもって聞いてくださって、話す方としても、とっても話甲斐のある説明会でした。
通信教育学部ということもあって、学生さんの年齢層はまちまちで、話が終った後もいろいろと質問をいただき、こちらも一緒に勉強させてもらった感じでした。
京都造形芸術大学通信教育部のみなさん、ありがとうございました。
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