Re: 洞戸の偉人

　野村道子さんは昔飛瀬にあった野村医院というお医者さんの娘さんです。長良中学校のご卒業だと伺っているので、洞戸で育ったわけではないように思います。
　洞戸中学校で講演をしてくださるなど、洞戸という地域を大変大切に思ってくださっています。講演の打ち合わせの中で、洞戸のどこかのお寺をお借りして、小泉八雲の「怪談」を平家琵琶に合わせてやってみよう、というお話をいただいていたのですが、いろいろな事情があって実現しませんでした。今から思うと残念でなりません。ＮＰＯで実現の方向でがんばってみたいところです。
　毎年夏に、飛騨市の河合村で、声優志望の若者を集めて、合宿を行っているともおっしゃっていました。もしかして「声優養成講座ｉｎ洞戸」なんてのが実現できたら、すごいことですよね。
　声優の仕事柄、人々の話し声にはものすごく敏感なのだそうです。電車に乗ったりすると、必ず乗客たちの話し声に集中してしまうのだとか。いわゆる「マン・ウォッチング」ではなく「マン・リスニング」ですね。そこで、「ああ、お母さんはこういう言い方で子どもに話をするのか」とか「今の若者はこうやって女性に話しかけるんだ」とか、勉強するのだそうです。
　そうした修練の結果「話しぶりをじっと聞いていれば、その人の性格や性質はだいたい分かるわね」といわれて、それまでさんざんしゃべり散らしていた私は本当にドキッとしました。