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Re: 洞戸その名の由来を探る

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2005-10-11 15:02
montas  管理人   投稿数: 1277
rouyoshiさん:洞戸村の『洞』の考察

私は、若い頃結構山歩きをしました。北アルプス、南アルプス、北関東の山、東北の山、丹沢山地など。しかし、思い返してみると、これらの山々で谷、沢に相当する呼び名として洞(ホラ)を使っているのはほとんど聞いたことがありませんでした。谷や沢を洞という呼び名をつけて命名するのはひょっとして洞戸村近辺あるいは美濃地方にかなり限られた習慣ではないかと疑いを持ちはじめました。
そういえば、東京都国分寺のみりんさんも「正直言って洞戸を(ほらど)と読めませんでした」とおっしゃっていました。『洞』は全国的にはポピュラーでないと思われるのです。
そこで、地形図閲覧システムで、漢字で『洞』の着く地名を検索し、県別の件数分布を調べてみました。
な、な、なんと驚いた結果が出ました。総数878件のうち岐阜県が340件とほぼ全体の40%を占めているのです。同じ場所を重複して数えている可能性も高いので件数そのものはもっと正確な吟味が必要ですが、岐阜県のこの割合の高さには驚かされました。
これは何か理由があるに違いないと考えています。
ちなみに、漢字で『洞』の着く地名のベスト6は、重複しているのもかまわず数えると以下のようです。岐阜県(340件)、岩手県(81件)、愛知県(56件)、長野県(51件)、北海道(42件)、静岡県(18件)。ベスト6に中部地方が4県も入っていること、岐阜県がダントツに多いことも『洞』が集中していることを物語っています。
ここからは私の独断ですが、中部地方の『洞』の着く地名は沢、谷を連想される地名となっているのに対して、岩手県、北海道など外の地域では穴(鍾乳洞など)から由来して『洞』がついているように感じます。
『洞』の地域集中、意味の違い(沢・谷か穴か)など何か特殊な理由があるに違いないと考えます。
岐阜県の中でもある特定の地域に集中しているかもしれないなどなど、興味が尽きません。
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