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キウイの里、洞戸復興プロジェクト 本格剪定と平茸 

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なし キウイの里、洞戸復興プロジェクト 本格剪定と平茸 

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 | 投稿日時 2011-12-27 18:11 | 最終変更
montas  管理人   投稿数: 1277
去る18日に本格剪定(一部粗剪定)を行ないましたので報告です。

岐阜市から一番近い雪国でもある洞戸の場合(いつもこう紹介します)、早い積雪はキウイ棚を破壊する侮れない天敵です。
通常、剪定の適期は霜が何度か降りてキウイの葉が落ちた後で、キウイが根から養分を吸い上げなくなった時期に行ないます。
そうしないと剪定した枝から樹液が溢れ、樹勢が弱って病気などにかかり易くなるからです。
しかし洞戸の場合は流暢なことは言っていられません。剪定前に、しかも葉が残っている時期に雪が積もろうものなら、高価なキウイ棚が雪の重みで根こそぎ持っていかれるからです。
実際、平成17年には12月5日から降り積もった雪で多くの棚が破壊され、修復に何十万もかかることから、栽培を止められる方も何人かみえました。

生産者の皆さんは、天気をながめながら早い時期に剪定を手がけたり、雪が降り積もる寒い早朝に雪を下ろしに畑に出向かれたります。
昼夜の寒暖の差が生み出す美味しい洞戸のキウイには、こんな苦労が隠されているのです。

幸い今年は雪が積もる前に葉が散りましたが、イブからXマスにかけて50cm近くの大雪でしたので、葉がなくとも剪定をしていない枝は雪を抱え、倒壊の危険があります。
剪定サポートを頼まれた生産者の畑については、既に剪定を終えていますので大丈夫だと思いますが、終えていない畑が少し心配です。

さて、臨時研修会として開催した18日の研修畑の剪定ですが、研修の成果が表れていますね。皆さん相当、枝の見極めが効くようなったように感じました。
邪魔な葉っぱがないので、剪定方法をしっかり覚えるなら今です。
昼食はキウイカレーに、塾のキウイ部会員3名からの差し入れの「キウイの酢漬け」に「キウイかるかん」「キウイのシロップジュース」「干しキウイ」。先日のキウイ宴の勢いそのままに豪華なご馳走でした。







ところで、粗剪定、本格剪定、夏剪定と続く剪定作業ですが、大量に発生する剪定枝は、病気の巣にならないように畑に留めないで移設か焼却処分が原則です。皆さん処分に困られるだろうなと考えてたところ、妙案が浮かびました!







実は数日前に、がんばり隊の庄司くんから、キウイの木に平茸が生えたいたので食べてみましたとの報告。なんでも平茸によく似た毒キノコにツキミダケというものがあるらしく、それではないことを確認したので食べてみてくださいとのことでした。
がんばり隊の平野くんからも、食べ過ぎて少し腹が下りましたと、おどかされながら私も食べてみました。平茸はクセがなく美味しいキノコです。
キウイ組合の役員会の折に役員の皆さんにも尋ねたところ、キウイの立ち木で平茸が生えたものは結構あるようです。さすがに食べられたことはないようでしたが。(キノコの誤食は本当に危険ですから、くれぐれも用心ください)
キウイの木が老木化して弱っているので、平茸菌に侵されているのですが、これはキウイの木がキノコの培地になるという証拠です。早速調べてみたら平茸はミカンの木にも発生するとあります。

ということは、キウイの枝を粉砕したものを使って、おそらく平茸の菌床栽培が可能です。
塾のきのこ部会で原木椎茸の植菌作業で出たオガクズを使って平茸の菌床栽培をしたことがありますので、ノウハウは分かります。
キウイ枝の剪定 → 枝を粉砕して菌床にして植菌 → 平茸等の栽培と販売 → 使用済み菌床をキウイ畑の堆肥に利用 → キウイの育成 
こんなことも可能になります。正に循環栽培。。



 あとは、枝の回収や粉砕、殺菌や植菌代が、このサイクルの中で捻出できるかですね。
 やってみる価値のあるプロジェクトです。

 とりあえず、試作してみることにします。
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